鰹節の削り場 -22ページ目

030502

会社員既婚男性に「1番恐い野獣、猛獣、恐竜は?」と聞いてみた。
するとこう答えてくれた。

「カナイザウルス」

その“カナイザウルス”とは1番身近で、しかも強暴な怪物らしい。
それにそのカナイザウルスとはこの日本だけでも、数万、いや数十万いるという。

・・・・・ああ、考えるだけでおぞましいものだ。

050301

同じ大学であまりそぐわない男が居た。
奴は不男でうるさくて俺の意見といつも喰い違う。奴も俺が嫌いなのだと思う。奴の良いとこなんて恐らく無いだろう。ああ、憎たらしい。

だが、ある日奴は一人の女性を大学に連れてきた。なんて可愛らしい女性だろう。俺は最初、あいつのガールフレンドかと思った。だが違ったようだ。
彼女は彼の事を時折「お兄ちゃん、お兄ちゃん」と言う。どうやら妹さんだったらしい。それにしてもなんて愛らしいんだろう・・・
あの可愛らしいルックスに円らな瞳、それに「お兄ちゃん」とあの幼な声で言われたらどんなに良い事なんだろう・・・・・・




ああ!憎たらしい!

050228

一つ目。
私は新しい発明をしている、それはこの道具だ。
これを頭に取りつけるだけで今考えたばっかりの【落し文】が勝手にパソコン内に記録されるのだ。画期的なシステムだとは思わないか?
それを今こうやって作っている。えー、プログラムをコッチに取りつけると・・あ、間違えたこっちだ。ああ待て待て、そうするとまた最初から付け直さなきゃ・・・


このマシーンが完成できるのは私が死んでからかもしれない。



二つ目。
世の中には神様がいる。
彼は子供だ。作りたいものを作るというシュミレーション系のゲームソフトを持っている。
そして彼はこのゲームソフトで“地球”という惑星を作った。しかし、地球という惑星は最初は何にもないただの荒地だった。このままではつまらないのでプログラムの“自然、動物”を加えた。見事それらは地球を良い惑星へと変え、自然も動物も両立するそんな世の中になった。これでレベル1はクリアだ。
次に神様はレベル2に挑戦した。レベル2、今度は自然環境ががらっと変わるのだ。海ができ川ができ山ができた。そして、夏と冬ができた。その後春と秋もできた。だが、自然と動物はどうという事は無かった。逆にそれぞれそれに応じた形となったのだ。
神様はニッコリと微笑んだ、それはまるで天から下界を見守るかのような目で・・・
しかし神様は決してレベル3にいこうとは思わなかった。何故かと言うとそれのせいでさっき作った綺麗な惑星をゲームオーバーにしてしまったのだ。
だから決して押すまいと思った。だが腹が減り、ポテトチップでも持ってこようと立った瞬間、うっかり足でボタンを押してしまった。神様は顔を青らげすぐに戻そうとした、だがどんなにやっても戻らない。
「あーあ・・・やっちまった・・・」
レベル3、それは【人間】という動物を惑星に取り入れる事だった。
別に神様自身が殺せるのだが、不要な者をプチプチと殺してしまっては味気無い。なので神様はしぶしぶそのままにしておく事にした。
だが、人間は他の動物を無闇に殺してしまうような生き物だ、何か規約を作っておこうと神様は思った。そこで神様は法律を一から作ることにした。そして作ること数十分後、これを全てプログラムとして起動させ、やっと法律が地球で一般化された。
「神様~、お風呂入りなさ~い。」
「はーい。」
神様はゲームを点けっぱなしにしたままお風呂に入りにいった。
西暦110年の事だった。
そして神様が風呂に入ってる間も時間は刻々と進行していく。
そして神様は風呂に上がり、服に着替えると西暦2004年となっていた。神様は惑星を見て絶望した。殺し合い、奪い合い、剥ぎ取る。そんな惑星となってしまったのだ。神様は悔しさに泣いてしまった。
「あーあ、またやっちったよ・・」
神様は、面倒くさそうにリセットボタンを押した。

050227

一つ目。
ここのテーブルにナイフがある。
そしてテーブルの前には三人の人がいる。三人とも私にとって邪魔な人達だった。
一人目。上司、自分の失敗を俺に押し付ける。
二人目。タクミ、大学時代俺の研究データを盗み取りやがった。
三人目。妻、説明の仕様が無い。
三人はいきなりこんなところでおどおどとしていた、俺もそうだ。なんせいきなりこんな真っ赤な色した部屋に四人で閉じ込められたのだから。
そして何故か俺だけテーブルの上のナイフの存在に気づいた。三人はいつまでたってもおどおどしているだけで気づかない、ここでナイフの使い道は一つしかないだろう。つまり殺傷だ。これ以外効率良い使い方は他には無い。
今ならチャンスだ。誰もナイフに手をつけていないから私がそれを手にとって一人ずつやっていけば・・・
いや、そんなことはしちゃいけない、と俺の少なからずの良心が邪魔をする。持とうと思うとまた邪魔をする。これの繰り返しだからいつまで経っても持てない。すると、俺の上司がナイフと俺の存在に気づいていきなりナイフを取ろうとした。
その時、俺は完全に良心が吹っ飛んだ。俺は上司を押し飛ばしナイフを両手で取りそのまま彼の胸にざくりと・・・・
上司は真っ赤な部屋にまた真っ赤なペンキを重ね、静かにそして冷たくなり、動かなくなった・・
それを見ていたタクミはガタガタと震え、小便を漏らした。そしてズボンを濡らすと、俺から逃げようとしたがそうはいかない。箱庭状態だ、俺はタクミの背中を一突きした。タクミは赤いペンキを背中から噴きそのまま意識を失った。
残るは俺の妻、俺は妻に向かいナイフを突き立て突進した。
見事、ナイフは俺の腹に刺さった。妻は俺からナイフを素早く奪い取ってあべこべに刺したのだ。俺の腹からは、冷たい赤い液体がドクドクと流れた。無情に過ぎていく時間、ああこれが死ぬんだなと最後に思った。

そして俺は目覚ましの音とともに目を覚ました。何だ夢か・・・・・
どうやら俺は寝小便をしていたみたいだ。




二つ目。
世の中にゃあ金持ちと貧乏がある。
彼らは平等じゃない、それは金銭的な事で心の中のことでは無い。金持ちとは実に裕福な生活ができ、最高級の食事も毎日のようにできる。
一方貧乏人は金は無い。まあだから貧乏なんだろうが、、、
貧乏人と金持ちの差はそれだけだ。どちらかというと金持ちの方が良いと思う人が多いだろうが実は良くない事もある・・・・

あるとき、同じ日に同じように生まれた男が二人いました。彼らは兄弟ではないのですがどこか共通点が多数ありました。ただ違う事は、彼らは金持ちと貧乏という事だけでした。判り難いので金持ちをAとし、貧乏をBとしましょう。
金持ちAは不自由な事無く有意義に人生を送りました。
一方貧乏Bは不自由な生活が多かったのですが人々に囲まれ、それなりに楽しい生活を送りました。
AもBも結婚し、子供を作りました。そして同じに年老いました。
Aが死にそうになった時、一時期悲しむ人達がいました。がしかし、それは長くはありませんでした。逆に死んで欲しいという者が増えていきました。何故かと言うと、皆彼の膨大な遺産を目当てにしているからです。
そして彼が息を数分引き取りました。皆は揃って飛びあがり、喜びました。
ピーーーーー・・・・・・・・・・・・・・
ピーという音が長く続いている中、彼らは遺産の取り分を話し合い、争い合いました。だがしかし次の瞬間。
ピーーーーー・・・・・・・ピ・・ピ・・・ピ・・・
ピ、ピという音がまた聞こえてきたのです、そしてAが返事をしました。
「あ、ああ・・・みんなおはよう・・・」
そして彼の子供、長女が彼に返事をしました。
「あら、お父さん。そのままゆっくり眠っててくれれば良かったのに・・・・」
彼はその言葉にショックを受け、本当に眠ってしまいました。

一方Bは・・・
彼も死にそうになりました。彼の周りには家族から友人からホームレス仲間やら総勢70人以上の人達が掛けつけてくれました。皆揃って、「死なないでくれ、死なないでくれ」とエールを送りました。
彼はそれを見て、ニコッと笑ったそうです。
そして彼は数時間後、そのまま微笑んで静かに眠りにつきました。

金持ちと貧乏、貴方はそれでも金持ちになりたいですか?・・・・・

050226

私はある人の弟子になった。
その人は私に“悟り”というのを教えてくれた。
「悟る、というのは雑念や煩悩を消す事によって出されるものではない。多くの人はそう勘違いしている。
本当に悟ると言うのは、雑念や煩悩から編み出す事なのだ。」
なるほど師匠は世の中を良く判っているな。
つまり悟りとは元々雑念や煩悩の中にあるのか。よーし・・・




あ、そうだまだ智子ちゃんにメールの返事をしていなかった、やばいやばい・・、今のうちに考えておこう。《P.S食事に誘ってくれてありがとう、じゃあ今度の18日にね。》これぐらいシンプルでいくか・・でもこれだと何か素っ気無いなあそうだ《僕を食事に誘ってくれるなんてありがたいな。実はお金がなくて困ってたんだよ。君のおかげで一日生き延びれる・・・》これじゃあただの乞食じゃないか。まあいい、後で考えておくか。
そうだ、まだ冷蔵庫にプリンが残ってた。今日が賞味期限だったけな、食わなきゃ食わなきゃ・・
さーて今日の落し文のネタは何にしよう・・・、大統領と心理学者の小話という感じにするかな・・
そういやエロ本どこに隠したっけな・・おかんにばれてなきゃいいんだけど・・・うーんうーん・・どうしても思い出せないな。戸棚じゃないだろう、でも自分の本棚にも隠した記憶ないしな、いやいや、でも案外そういうとこに隠したかもしれないぞ。よーし、一応隠した疑いがあるリストを作ろう。
台所の棚、戸棚、本棚、ゲームソフトの山の中、衣服棚の中、若槻千夏のポスターの裏、パソコンの下、プリンターの下、テレビの裏、ベッドの裏、アルバムの中、俺の部屋のどこか・・・って当たり前か。よし、一応全部憶えておこう・・まず台所の棚に戸棚本棚テレビの中ってそんなとこにあるわけないしあれ他にどこに隠した疑いがあるんだっけって完全に忘れてしまった。
今日の晩御飯は、麦飯、アジの味噌煮、豚汁、ポテトサラダ。
ショートショート作家、星新一、筒井康隆、小松左京、新井素子、渡辺浩弐、岡崎二郎、里中満智子、なにわ小吉、横田順彌、眉村卓、井上雅彦、太田忠司、阿刀田高、アイザック・アジモフ、フレドリック・ブラウン、レイ・ブラッドベリ他多数・・
貴様何様かと街中で聞かれたらどう答えよう・・・・・・・・・・・・・・・・・・・貴方は自分が何様か判るんですね。がいいか。
姫TVの「クイズタイム小学生」もう一度やらないかな・・
ドリフターズが放送終了になったのは確かドジョウをミキサーにかけるというコントが原因だったっけな。
ネタが無くなった。「pya!」から何か貰ってこよう。
つむじを押すと下痢になる はガゼだったのか。ちきしょー、焼鳥屋の親父嘘つきやがって!今度あったらしばいたるで!
はしのえみ年取ってきたな。
笑っていいともにミムラと仲間由紀恵がでたのか、二人とも初出場とは知らなかった・・・
ふかわりょうのネタは簡単に真似できるな。【おまえん家、イスラム教だろ。】
あの主題歌のゲームってなんだっけな・・「ナーナナナナナナナナナナナナー♪」あ、【大根魂】か。
久々にじゅげむを思い出してみるか。《じゅげむじゅげむごこうのすりきれかいじゃりすいぎょのすいぎょうまつうんらいまつふうらいまつくうねるところにすむところやぶらこうじのむらこうじぱいぽぱいぽぱいぽのしゅーりんがんしゅーりんがんのぐーりんだいぐーりんだいのぽんぽこぴーのぽんぽこなーのちょうきゅうめいのちょうすけ》ハアハア・・久しぶりに頭使った・・。

悟った!

050225

おじいさんが原っぱで握り飯を食べようとしたら、不意に手を滑らせてしまった。
コロコロコロリン・・おむすびコロリン・・・・
おじいさんはそれを取ろうと追い掛けていく。すると、そのおむすびが穴に落ちてしまった。
おじいさんはそのおむすびを取ろうとしたらその穴にすっぽりと入ってしまった。
その穴から抜け出そうにも抜け出せない、なんせ筋肉が年のせいで失われてしまったからだ。
そしてその穴の酸素が残り少なくなった頃。おじいさんはバタバタと慌て既に穴の中は二酸化炭素と一酸化炭素しかなくなり、おじいさんは慌てるのを止めた。
静かになったおじいさんの尻の上を一匹の鼠が通っていった。

原因は閻魔大王。最近の医学で永寿の薬ができたため、老衰死する者が少なくなり、退屈した閻魔大王が「ちょっと殺しておくか」という何気ない思いつきから始まったのだ。
そこで閻魔大王は、先程絵本で読んだ「おむすびころりん」を真似した手口で主に老人達を死なせていった。
その後、葬式屋と花屋がこの一定期間に嫌に繁盛してしまったという・・

ああおそろしや・・おそろしや・・

誤認逮捕取締班(フィクション小説)

ここから飛んできた方はそのまま素直にお戻りになるか、親孝行してあげて下さい。喜びます。

○月α日(月曜日)

唐突だが今さっき、電話で今年で56にもなる親父がまた仕事に就いたと言っていた。だが、仕事の内容は恥かしいので言えないとの事。まあいい。これはこれとして・・・





どうもこんにちは、私は伊藤太朗という者です。と、自分の日記で自己紹介するぐらいかなり危ない臭いがしますが、そんなに怪しい者じゃあありません。仕事以外は、、、、

私の仕事は“万引きGメンGメン”(※Gメンとは、米国連邦捜査局に属する捜査官達の通称らしい。日本では不正行為の摘発を中心とする捜査官の事を指すらしい。ちなみにGメンのGはGovernmentの略で意味は“政府”らしい。)というのをやっている。多分一般人が見たらGメンの数が一つ多いと考えるのが普通だろう。だがこれでいいのだ。何しろ摘発するのは万引きした者ではなく、その万引きを見つけたGメンなのだ。

今、万引きGメンというのは昔のように警察の一部の人間がテレビ局と連動で協力し、テレビの企画としてあったぐらいだが、今は違う。去年の8月に正式な職業として政府が認めたのだ。まあこれはこれでいいと思うが。だが問題が起きた。就職に来た者は全てが全てプロじゃないので、眼が鈍っている奴が居る。そういう奴らのお陰で度々不祥事が起きてしまった。勿論、誤謬してただで済むわけも無い。プライバシーの侵害、脅迫罪etc...、と判るように色々な刑が下される。だが、職業の一貫としてただやっているだけなのに、一回だけ間違てしまっただけてこのような罪を被せてしまうのが可哀想だという政府の少なからずの要望があったのだ。

そこで私が登場する。そう、万引きGメンGメンだ。私はその誤判断をしてしまったGメンを見つけ、誤判印鑑を、Gメン特有の免許に押す。もしこの印鑑マークを3つ持ったら自動的に万引きGメンとしての免許を剥奪される。これが現実だ、免れる事はまず、ないだろう。実を言うと、万引きGメンよりGメンGメンの方が給料が多い。まあ、Gメンより就く事が難しいが・・・だが一度就くとこれが楽だ、何せ最近のGメンは免職制度を恐れてか、よほどテンパっていない限り、不祥事を起こさなくなったのだ。でも私の給料は普段と同じ額が貰えるので心配はない、事件が起きないのはそれでいい事なのだと思う。



○月×日。(火曜日)

今日の昼、八百屋でご近所の吉田さんと出会った。吉田さんは数量の蜜柑を買い、手持ちのバックに入れた後、私とお喋りを始めた。

「やあ、Gメンさんこんばんは。」

私はここら辺では、万引きGメンGメンとして名が知れ渡っているので、何時の間にかGメンと呼ばれるようになった。

「え、ええ」

こんな素っ気無い返事で会話が始まった。私は男なのであまり喋りは得意じゃないが粘りに粘って八百屋の亭主に呆れ顔をされた時、既に時刻は2時を回っていた。

そして吉田さんは、他の買い物をすると言ってスーパーまで出かけにいった。

私も八百屋で買う物を買った後、家に帰った。そしてカギを差し込み、ドアのノブを捻った瞬間、私の携帯電話が鳴った。出ると声の主は、先程まで八百屋で話していたあの吉田さんだった。話によるとどうやら、蜜柑を万引きしたと勘違いされたらしい。防犯カメラには確かに手持ちバックに入れているような素振りをしたが、良く見ると、バックには入れてはいなかった。それに私は吉田さんがそんな事をするわけがないと思う。ここのスーパーの蜜柑より、あの八百屋で買った蜜柑の方が、15円も安い。それに八百屋の果物の方が比較的に甘いのだ。それに何より先程蜜柑を買ったばかりではないか。

以上を持って私は吉田さんがこの蜜柑を万引きするのはあり得ない事だと判断する。

そこで私は、自分の職業の事を告げず八百屋での証言をその万引きGメンに話した。実は、自分の職業をまず始めに話さないのはワケがある。

いくらGメンが勘違いしたとしても、ちゃんと防犯カメラを見て判断したのだから、いきなり印鑑を押すのは可哀想だという、うち(この地方)の方針からだ。だから、最初はできる限りの弁護証言を伝える。ここで、もし万引きGメン、略して万Gが「あ、そうだったのか。じゃあ釈放します、すみませんでした。」という事があれば、私達GメンGメンが印鑑を押すような事はしない。だがそんな甘い事はめったにない。ほら、こんな感じ。

「馬鹿言うな、素人の分際で。こっちは仕事でやってるんだ、私達の目に間違いはない。素人が口を挟むな。」こんな事を一回ぐらい言われても私は温厚な性格だから、まず切れはしない。だが、何度その事を話しても彼は私の話を真に受けようとしない。幾等温厚な私でもさすがに堪忍袋が切れた。そこで私は有名なA大学から友人でもあり、科学名誉教授の松村から、最新型の甘味測定機を借りた。そして、先程の八百屋から蜜柑を一つ、さらにスーパーから一つ、そして吉田さんのバッグ全ての蜜柑、全て一から甘味を測定した。

「いったいお前は誰なんだ。」

と万Gが言った。

「私?わたくしゃあGメンGメンだよ。」

その言葉を聞くと、彼は石のように硬直し、歯をガタガタと震わせた。いい気味である。

甘味の度の例をとって、八百屋の方が5に対し、スーパーの方が2だった。

そこで吉田さんの蜜柑の甘味を測定した。見事、吉田さんの蜜柑は全て4~5だった。

彼は私の手によって、印鑑を一つ捺されるという事になった。彼の胸にぶら下がっている万引きGメンの証、その免許には誤判印鑑のマークが、私が捺したのを合わせて二つ、そこにまるで勲章のように飾られていた。

そのスーパーを出た後、ゆっくりうちへの道を歩いていくと、自分も買わなくてはいけない物をはっと唐突に思い出した。

そこで、ここから1番近いスーパーに入ることにした。

そして野菜売り場を回る様に見ると、既に萎びているいんげんさいが置いてあった。それを持ち、見回す。そして自分の鞄に入れてある物と見比べる。やはり、八百屋で買った方が安くて見た目もいいなと思いつつ、そのいんげんさいを置く。

そして必要な物を買い、店を出る。だがその瞬間、ちょっと予想はしていたが、私の肩を叩く者がいた。

「ちょっとGメンの者だが。ちょっくらこっちに来てくれないか。」

やれやれと思い、そのGメンの方へ振り向く。すると、

「あっ!」

そこに居たのは、誤判印鑑が既に二つもある、Gメン免許証をぶら下げた親父の姿だった。

050224

一つ目。
人間は元々価値があるのか。

それとも、価値はなく。自らの価値を求めるため、何かをするのか。

どっちが正しいのかなあ。



二つ目。
米国であった本当の話。
ある日、A君が用事で飛行機に乗った時。
たまたまコックピットに近かった席なので、ちらっとコックピットの方を見た。するとそこには、旧友のジャックが運転席に座っていた。
そこでA君はジャックを呼び掛ける事にした。

「ハイ、ジャック。」

この言葉が、ブラックボックスから空港の通信に行き届き、そしてFBI本部に連絡が入り、その航空機にはFBIがすでに周りを取り囲み始め、辺りは大混乱、、、、

FBIの一人がこの体験を「いい、練習になった」と話している。

What is freedom?

この国に自由は無い。少なくとも私はそう思う。
何せ生まれて6年経つと嫌でも学校に入らなければならない。学校に行ってる間は自由時間という時間以外は自分の思考のままで動こうとしても、その通りには動けないのだ。そして15年間の義務教育が終わり、自由奔放にこれからの人生をブラブラとしていこうと思ったら無理矢理両親にレベルの高い高校の受験をさせられる。大工やサッカー選手になろうとした夢も無くなった。
そして高校生活が終わって今度こそ自分で生きていこうと思ったら、周囲の意見で半強制的に大学へ入れさせられた。ここで最高5年も通わなくてはならない。そして大学も終わり、その後両親に別れの縁切りを伝えると、東京へ上京した。自分でブラブラと生活しようと思ってもそうはいかない。公園でブラブラと日に当たっていると、今頃の金髪野郎に脅される。そしてここで二万取られた上、頬辺りを殴られる。だがその後も公園で寝転がっていると、今度はOL二人組がコソコソとベンチに座って何か話し始めた。
それも私を見ながらだ。耳を澄まして聞いていると「ほら、最近話題のニートって奴よ」というのがよく聞こえた。ニートで何が悪い。私が彼女達に視線を合わせると彼女達は目をそらすので私は立ち上がって彼女達に近づいた。OLの二人は、何か汚い者を見たかのような目で私をジロジロと見た後、此方側に近づいたというのに気が付き、そそくさと逃げ
ていった。どうやら自由というのは社会評価から見るとかなり最悪のようだ。
そして自由に暮らしていてもくる物は来るのだ。家賃は自分が稼いだバイト代で払っている。だが、税金というと何故か不愉快だ。確かに年金は欲しいと思うが、税金を払ってまで欲しいとは思わない。それに税金なんて物さえ払わなければ自分の未来を自分だけで生きていけそうな者を、この厄介なもののお陰で何をするにも自分の財産を取られる。それがおかしいとこの真夏の東京のど真ん中で言ってみろ、私の言ってる事が正しいのにキチガイ呼ばわりされ、そして警察を呼ばれる。
私は税金を払わない事にした。
そしたら数日後、税務署の職員が私に税金を払うように持ちかけた。何故払わなければならない?そう聞いたら「義務だから」と素っ気無く答えられた。
ただ私も税金を払わないだけで豚箱に入れられるぐらいなら払った方が言いと思ったので、止むを得ず職員の話を鵜呑みにするしかなかった。こうしてまた金を定期的に払う事になってしまった。また自由が減った。
そして毎日のようにブラブラしていると、また毎日のように社会的な批判批評を受ける。そのストレスが原因で私は病気になった。幸いそれほど重い病気だったのであまり生活に支障をきたすような事は無かったが、定期的に薬を飲まなくてはいけないと医者に言われてしまった。また一つ自由が減った。
もうコソコソした批判を受けるのが嫌になったので私は会社員になった。給料は安いが休日が多いのでここに入った。だが、休日が多く満足したのは最初だけだった。
途中上司が規約にはなかった残業を私に出し、私がそれに断固反対をすると今度は会社の中で私は一番の嫌われ者となってしまった。
そして安い給料が尚更安くなっている。またやむを得ず、残業を受けることにした。一体いつになったら私の考える自由がくるのだろうか。
私が昼休みに公園のベンチで寝そべっているだけで公園のゴミ収集人の親父から「まあ仕事もやらずにこんなところで寝そべってやがって」と口々に言いやがる。俺は自由もなく休んでいるだけなのに、人の気持ちも知らないで・・・・・・
やがて仕事も上手くこなし、上司との評判がよくなってきた頃。上司が自分の娘と見合いをしなさいと言ってきた。
嫌なこったと思ったが、そんな事やったらまた前と同じ結果を生む。仕様がなくその娘というのに会いに行くことにした。
当日、待ち合わせ場所の旅館へ行くと、肌を黒くし、丸々とゴムボールのような体付きをした女性がそこで向かい合わせる形となった。どうやら部屋を間違えたようだ、そう思いその部屋を出ようとした、するとその女が俺の腕を容赦なく掴み、引っ張ってきた。そのパワーに俺は、強制的に正座する形となってしまった。
「ブヒブヒッ。貴方がパパが言ってた人なのねぇん♪ブヒッ」
何か悪夢を見てしまったようだ・・・・
上司の娘は先程言った通り外見ばかりか中身までゴムボールのような存在の奴だった。
このまま「ごめんなさい」と言えばいいものを、また給料を減らされると思い、そのまま一日を過ごした。もう今年で40だ。
嫌な事にどういう手順か判らんが、そのままその娘と結婚してしまったのだ。
一生独身でいようと思った私の自由が完全に失われてしまった。
そして今、私は92となった。会社は退職し、年金生活となり、やっと自由を手に入れられる事ができたが、今の私は視力が落ち、歯は抜け落ち、自分では立てない足となり、車椅子を使うようになった。こうなってしまってはたとえ今のようにこう自由になれたとしてもやりたいことができないから意味が無い。若い頃は自由な事ができたというのに・・・



さて会社員などの人達に聞いてみよう。

ぶらぶらしてると馬鹿にされ、休憩してると笑われ、部屋で寝込んでいると引き篭もりといわれ、この全てが自由ではないとする。

じゃあ自由とはいったいなんのことなんだろう?

正しい英語を学ぼう

え?意味は、って?そんなの気にせずとにかくひとつ、覚えましょうや


【イデァオットツゥ(idiot)】


【キヤウッ(kill)】


【クセックッゥ(sex)】


【マィン(my) ビッガァ(big) ビィヴヴェー(Baby)】

どうだいジョニー?ひとつ英語の先生に言ってみないかい?
きっとバケツとピザ5枚分を持たされるよw